四季折々の自然が染める
美景に出逢う
墨俣一夜城の周辺は、毎年3月下旬から4月上旬にかけて桜が満開となり、多くの人々 を魅了する桜の名所です。隣町も含めて6kmに及ぶ桜並木は圧巻で、朝・昼・夜と姿を変える城を背景に花見をする行楽客でにぎわいます。ソメイヨシノの樹齢の最盛期である60~80年を迎え、堤防は桃色のトンネルとなります。
毎年2月末から3月上旬、光受寺ではご住職 が手掛けた梅が見事に咲き誇り、庭が一般に公開されます。その代表・飛龍梅は、樹高5mにも及び、見事な花を咲かせます。梅の香 りのお庭に加え、欄間が見事な本堂・書家のギャラリーも必見です。
墨俣の犀川(さいかわ)の桜堤防には、平成18年から地域有志の手であじさいが植えられています。毎年5月下旬から6月初旬には約2kmの新しい花の名所となっています。町内を通る美濃路一帯や寺町界隈でも色々なあじさいやあさがおが見られます。
墨俣一夜城の空が川面に映り込む犀川の風景(リフレクション)は、町の絶景ポイントです。
季節と時間でさまざまに変化する川の自然は、平城である一夜城を鮮やかに彩ります。
朝や夕暮れ時には、ピンク・オレンジ・紫・青。春は桜や菜の花の黄色。夏は入道雲の白・堤防の緑・群青。夜の雷や花火も美しい。
川が育てた歴史と自然の情緒が融合したこの場所で、ぜひ心に残る景色を見つけてみてください。
北の庭と南の庭に樹齢270年といわれる満天星つつじが植えられています。樹木のほとんどが日本古来の在来種である古式な庭。縁起の良い植物が植えられて、春には白い花が咲き秋は紅葉で赤くなる、おめでたい紅白の庭です。
一夜城とその周辺には、毎年渡り鳥や野鳥が訪れます。長良川の落ち鮎を食べにくるトンビや鷺(さぎ)・渡り鳥である白鳥・鴨などの大きな鳥から、ハクセキレイ・シジュウカラ・メジロ・ホトトギス・鳩など、小さな鳥もたくさん訪れます。また、墨俣の休耕田では秋になると白やピンクのコスモスが植えられ、約200万本が咲き誇ります。 毎年10月上旬~中旬が見頃です。
冬の墨俣は、白銀の雪に包まれた美しい姿で訪れる人々を魅了します。静寂の中に佇む城と雪景色の調和は、まるで絵画のような幻想的な風景。雪化粧をした堤沿いや美濃路・寺町界隈も古式ゆかしい美しさです。
また、元旦の長良川大堤防は、新年の初日の出を拝むベストスポット。太陽と川を東に望み360°広がるパノラマ風景と、朝日に映える城が、静謐で雄大な新年の始まりを感じさせてくれます。